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Vol.2 FW18 CELEBRATION RYKIEL 1968 FOREVER

シトウレイです、Bonjour!

この間、パリでソニアのショーを見させてもらいました、その後に行われたre-see (展示会)にもお伺いさせてもらいました。

もう、もう、もう!私ときたら

ウッカリしてたにもほどがある!!!

そりゃフォントも赤くなるわ…いう位のウッカリ!今まで何をボンヤリしてたの、私!

 開口一番シトウは何を言っているだろう…と思ったあなた、そりゃそうですよね!

もう今回は、最初に皆様にオフィシャル・ジャーナリストとしてのボンヤリ具合を謝りたい!

 

私、ソニアのことを上辺でしか知ってなかった…!ということに気が付かされたんです。今回取材を通してわかったのは、こんなにソニアって、ソニアって、ソニアって(3回言ったよ!)ワクワク満載、プレイフル全開なブランドだっていうこと!

もうこの人たち(チーム・ソニアリキエル)、全身全霊でファッションそのものを楽しんでる!そしてその楽しさを渾身万力でお客さんたる私たちと一緒に伝え、分かち合おうってしてるんです!

 

言いたいことはマウンテンマウンテンなんですが、 

まずはショー。ザッツ・パリジェンヌ!って感じのコケティッシュな感じから、パンクっぽい服、シックな服に、攻めてるなーってモードなテイストもある。テイストがジャンルレス、そこにちょっと驚く(通常のショーはテイストが統一してあったり、全体的に同じ雰囲気でまとめられてる。これについては後述します)。

 

ランウェイを歩くモデルさんたちはみんなもう、キャットウォークじゃなくてスキップでもし始めるんじゃないかってくらいにウキウキしてて、楽しそうで。

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【【設問】 カワイイ女の子が束になってキャッキャしている様子を何と言いますか。 【答え】 最高。

…と、ウッカリ大喜利でも始めてしまいそうな位に、もうこのショーのハッピーさ突き抜けてて!

これを読んでるみなさんも思い当たる節はあるかと思うんですが、気分というのは知らず知らずして伝染するもの。ランウェイの彼女たちの楽しそうな姿を見てると、なんだかこっちまで楽しくハッピーな気持ちになっちゃいました!

と同時に自分自身もこうありたいな…つまり、どうせ気分は周りの人に伝染するならハッピーなそれを伝染す自分でありたいな、とも思ったり。

 ソニア自身、またそれを引き継いだデザイナーのジュリーしかり、ハッピーやポジティブを伝染す力にあふれた人なんだろうな、と感じました(じゃないとこんなショーを作れない!)。

 

 ショーのあとはバナナラマの生ライブ!

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バナナラマ、エネルギッシュでパワフルで、なんかとにかく器がでかい(←石原裕次郎とか勝新太郎レベル)!速攻ファンになりました。

 アートも音楽も映画も写真も、クリエイションは作ったその人自身の性格を投影すると私は思ってて。ショーも然りだと思います。この夜を通じてソニアリキエルといいうブランドの性格(もしくはブランド格?そんな言葉があるかは知らないけれど)を理解できた気がしました。

 

さて日をまたいでre-see(展示会)。

 パリオフィスのソノさんに聞きたかったことを聞いてみる。

「なんでテイストがあんなにいっぱいあったんでしょうか?誤解を恐れずに言えば、複数のブランドの合同ショーとも思える位にいろんなジャンルがあって。」

 「今の時代の私たち(女性)って、かっちりスーツを着る時もあるし、ライブではじける夜を過ごすとき、デートに行くとき、フォーマルなパーティに行くときもある。ソニア自身がブランドを始めた50年前に比べて、女性はいろんな所に自分の意志で自由に赴くことができるようになりましたよね。色んなシチュエーションがあるからこそ、着る服もテイストも違う。そのすべてにソニアの服が寄り添えたらいいな、って気持ちがあって。」

 

今の時代の女の人の毎日のあり様(=生き方)にフィットする形を考えた結果のこのバラエティなのか、と納得。確かに私の周りのかっこいい女の人のことを思い浮かべると、彼女たちときたら18面体のサイコロみたいに見事に色んな側面がある。女の人は一筋縄で語れない。

 

ソノさんはルックの一つひとつを丁寧に説明してくれる。「今回はジップ使いも特徴の一つで…見てこのダブルジップ!」

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シルバー、ゴールドのジップが2重使いになっております。何このディテール…萌える!
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ショーの時に見たドレープが出てる服があったんですが「裾に全部ジップをつけることでハリが出て、それがドレープにつながるんです。」と。 ちなみにこのルック、全部でジップを24メートル使ってるらしいです…プール約一個分の長さ…!)

ジップって、布と布をつなぐだけじゃなくてハリ芯としても使えるんだ…と発想の柔軟さ

になんかグッと来ました。なんていうか服の作り方の発想が自由!

 

「そうなんです、ソニアの服ってとにかく自由で。作り方も自由だし、着方も自由。

固定概念がないんですよね。ニットの編んだ裏面も『これはこれで素敵じゃない』って表として使ってちゃったり、前後を逆に着ちゃってもいいし。レイさんこれ覚えてます?」

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前回のカプセルコレクション「マニフェスト」で出てたアイテム。

「あれ、ソニアがカーディガンを腰や肩に巻いてるとき、生地が二重になって厚いのが気になって、『だったら前身ごろ切っちゃったらいいじゃん!』ってことで出来たアイテムなんです。」

 

じ、自由!あのアイテムはそういう背景で作られたとは…!

 

「そうなんです、ソニアの服はなんせ自由!あ、自由といえば今回のスナップ・シリーズも自由が満載で」

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「今回『ロック』もちょっとテーマで入ってて。ロックといえばスタッズなんですが、でもあえてスタッズじゃなくてスナップ(ボタン)で表現しよう(←スタッズだとオラオラしすぎちゃいますしね!)ってことで。」

 スナップボタンをスタッズに「見立てる」その発想の柔軟さ、ロックのゴツさをパリジェンヌっぽく換骨奪胎するところ。何度も繰り返して恐縮しきりですが、ソニアの服はとにかくじ、、、、

自由!

 

「たくさん打たれたスナップ(の凸部分)は、ストリングのスナップ(の凹部分)に打たと自由にポチポチ組み合わせてもらえらえば!止める場所でシルエットも変わったりするから、色んな着方が楽しめるんです。一枚の服で沢山違った着こなしができたら楽しいし、その方が便利ですよね。」

 

便利!

ソノさんが言ってくれたこのフレーズがストンと心に腑に落ちる。便利さって今のファッション(それは日常におけるファッションにも、ランウェイで見るファッションにも)における大事な要素で、ランウェイを行うメゾンにおいてはその文脈を理解しているブランドが「今」のブランドである重要な要素、だと私は思ってて。

 

 正直ソニアというブランドを「老舗のパリのおしゃれなブランド」と思ってた自分の認識は、ソノさんのこの言葉がきっかけで、180度見方がパッカーンと変わって。

 

まだまだ言いたいこと、伝えたいことは山ほどあれど、今回はとりあえずこの辺で!また次回をお楽しみに!

 

シトウレイでした、チャオ!